【天国大魔境】1巻のあらすじと感想、ときどき考察【ネタバレあり】

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「それでも町は廻っている」の石黒正数先生の作品「天国大魔鏡」の1巻の感想・ネタバレです。

このマンガがすごい!2019のオトコ編1位

天国大魔境(1) (アフタヌーンコミックス)

天国大魔境(1) (アフタヌーンコミックス)

  • 作者:石黒正数
  • 発売日: 2018/07/23
  • メディア: Kindle版
 
目次

作品あらすじ

外界から隔絶された施設で暮らすトキオは抜き打ちテストの問題に「外の外に行きたいですか」という文言が一瞬、浮き上がるのを見つける。同じ施設に住むミミヒメは動揺するトキオに「外からふたりの人間が自分を助けに来てくれる。そのうちの1人はトキオと同じ顔をしている」という予言をおこなう。一方、動揺するトキオに声をかけた園長は「外の世界は地獄だ」と言う。

外の世界では、未曾有の大災害から15年が経ち、現代文明は完全に破壊され、生き残った人々はまだ使える施設を利用しながら細々と生活していた。そんな荒廃した日本をトキオとそっくりの顔をしたマルという少年がキルコという少女と旅をしていた。マルはミクラという女性から、「天国で同じ顔をした人間を探し、薬を打て」と命じられていた。そして、キルコはミクラからマルを天国まで連れていくよう依頼されていたのだ。天国という言葉を頼りに2人は、トマト天国の異名を持つ草壁農場にたどり着く。そこにマルと同じ顔をした人間はいなかった。だが、草壁農場に置かれた段ボール箱にミクラの形見の銃にある文様と同じものを見つけた2人は草壁農場と交易する東京に戻って、マルの出自を探ることにする。

天国大魔境 – Wikipedia

 

今回の重要キャラ

キリオ

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

ミミヒメ

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

マル

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

キルコ

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

各話内容

第1話 トキオ

壁に囲まれた施設。ここは楽園。

ある日行われたテストの最終問題で「外の外に行きたいですか?」という質問をトキオは見つける。しかしその問題はすぐに消えてしまう。

ミミヒメと外の世界の話をする。ミミヒメは「外からふたりの人が助けに来てくれる。そのひとりはトキオにそっくりな顔をしている」と言う。

しかし、園長先生は外の世界を怪物の闊歩する地獄だと言う。

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

第2話 マル

舞台は楽園のような施設から外の世界へ。荒廃した世界。

建物群は廃墟と化している。

少年マルと謎のお姉ちゃんのふたりは家探しをしながら食べ物や寝床を探す。

ふたりが寝静まった深夜、外には異形の化物が空を浮遊していた。

あくる日、2人は5人の男たちに囲まれる。

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

第3話 キルコ

男たちを銃で退けた謎のお姉ちゃんことキルコと少年マルは男たちを脅してアジトに案内させる。

そこでマルの探す天国の話に近い「トマト天国」の情報を聞き目指すことになる。

その頃施設ではトキオが他の子が女の子同士でキスをする所を目撃していたりククに絵をあげたコナに怒ったりしていた。

その夜、シロの端末にミミヒメの裸の写真が送られてきていた。

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

第4話 〝ヒルコ〟①

マルとキルコはこの荒廃した世界で営業している旅館を見つける。

人の良さそうな女将の旅館でふたりは束の間の休息を得る。

女将の話からこの辺りはヒルコと呼ばれる化物が出るようだ。

キルコは何でも屋をしており、マルを「天国」までボディガードしているらしい。

女将はふたりをヒルコから守るために食事に睡眠薬を仕込んでいた。

そしてその夜ヒルコが現れる。

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

第5話 〝ヒルコ〟②

ひとり戦う女将の元にマルとキルコは駆けつける。

銃で応戦し、あと一歩という所まで追い詰めるも女将に「あれは息子なの!」と止められる。

過去、ヒルコに息子を食われた女将はヒルコの中に息子が生きている信じているようだ。

証明のつもりでヒルコに近づいた女将だが無残に殺されてしまう。

キルコはそのさまを見てヒルコの隙を見つけ、マルが謎の力でヒルコの核を破壊する。

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

第6話 タカ

場面は施設へ。ボール遊びをするミミヒメとトキオ。

しかしミミヒメは何かが落ちてくるイメージを見る。

その後タカが掃除ロボを壁に貼り付けてその上に乗ってどこまで高く上がれるかという実験を始める。

天井付近まであがるがそこから落ちてしまう。

キルコの見るイメージは予言なのだろうか。

その頃キルコとマルはトマト天国に近づいていた。

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

第7話 トマト天国

トマト天国に到着する。見た限りでは普通のトマト農園のようである。

マルの目的は自分の同じ顔をしている者にある薬を打つことらしい。

ふたりは農園を仕切る草壁にあう。

そこで食事までお世話になるが、ある男がキルコを電力車レースの「竹早桐子」選手ではないかと話しかけられる。

また、その場に置いてある箱に印刷されたマークとキルコの使う銃に同じマークが刻印されている事に気づき、マルの目指す天国は東京にあるかもしれないと思い東京に戻る決断をする。

農場と東京を行き来している船に乗せてもらったふたりだがお互いにある告白する。

マルはキルコを好きになったという事、そしてキルコは見た目は女性だが中身は男の意識が入っているという事。

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出典:石黒正数「天国大魔境 1巻」

 

感想・考察

荒廃した世界と天国のような謎の施設。同じ顔を持つマルとトキオ。奇妙な生物・ヒルコ。

壮大な世界観と謎だらけの世界。今後の展開に期待しかないですね。

現在気になる点は、まず施設の子供たち。各々特殊能力があるようですね。

ミミヒメは予言能力、タカやククの身体能力。

そしてマルとキルコの目指す天国は恐らくこの施設なのでしょう。

マルのキルコを破壊した能力も施設の子たちに近いものがある気がします。

そして最後に明かされたキルコの正体・身体は女だが意識は男の人格であるという事。

トマト農場で話しかけてきた男の竹早桐子が弟を轢き殺したという発言からもしかしたら弟の人格が入っているのかもという予想です。

五人の男たちに囲まれた時に僕も男だ!という発言も普段の「僕」発言もただのボクッ子ではなかったというわけですね。

 

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