こんちには山下真司です。
今回は、題材が爽やかスポーツのサッカーなのにデスゲームな異色品「ブルーロック」をご紹介します。多少のネタバレありです。
あらすじ
全国手前で惜しくも負けてしまった潔世一(いさぎ よいち)は日本フットボール連合から強化指定選手の招待状を受け取る。
現地に赴くとそこには、自分を負かしたチームのエース・吉良涼介がいた。
それだけでなく集められたのはFWの選手ばかり。不審に思っていると現れた男が告げる「生きる残るのは1人。最強のストライカーを創る」と。ブルーロックという監獄で他の選手と選手生命を懸けて戦うサバイバルが始まる。
ブルーロックのおすすめポイント
主人公「潔 世一」の成長
パッと見地味な主人公な潔、身体能力も顔も微妙だが課題の中で開花した「空間認識能力」によりゴールを取る地点を嗅ぎ分けるファンタジスタのような才能に目覚める。
主人公の王道の成長だが、この時の潔はまるで闇落ちしたかのような悪魔のような顔つきになるのが個人的にはお気に入り。普段は温厚な彼もこの時はFWらしい俺様感が顔を出す。
個性豊かなキャラクターたち
不思議ちゃんで天真爛漫な蜂楽、俊足で赤髪の中性的な顔立ちの千切など一癖も二癖もあるキャラクターばかり、そしてこの作品で重要なワード「エゴ」
エゴを突き通すという信念を全員が持っている。鬼気迫る表情の彼らに一緒に熱くなると思います。
仲間を選別する選考
ブルーロックには最強のストライカーを誕生させるために様々な選考が行われます。
入寮試験では「オニごっこ」12人のグループの中で最後にボールを触ったものだけが敗退するというルール。そして負けた選手の悪態をつく醜悪な顔が最高に印象的でした。
この後も一次、二次と仲間を切り捨てていく選考は続いていきます。
まとめ
ブルーロックはバトル漫画を彷彿とさせる熱い漫画です。
熱いものを見たい方には絶対おすすめです。
ただし、少年漫画にあるような友情・努力・勝利を期待しないでください。
この漫画にあるのは個の強さ「エゴ」と勝利を得るためにゴールを渇望する「飢え」だけです。勝つためにかつての仲間を切り捨てます。裏切ります。
そんな吐き気を催す邪悪で純粋なサッカーを見たい方はぜひ一度ご覧ください。
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